ケルドセンのクッキー KJELDSENS butter cookies

このごろ、子どもの頃を、思い出すことがよくある。(歳デス、ハイ)
若かった母と、小さかった自分。あの頃流れてた空気。

「britちゃん、クッキーあるねんで。ケルドセンの」たちまちおめめキラキラ★の幼いわたくし。
どこからの到来物か、ぴかぴかのカンカン(缶のことを私たちはそう言います)入りクッキーは、子どもゴコロにトキメキ度が非常に高かったのです。(いや…今もですが)

ケルドセン!ヨーロッパのひびき!

青い丸い缶をあけると、とりどりのクッキーたちが段重ねになっており、至福のときでした。
ザラメのついた四角いクッキー、ココナツ味のぽさぽさした甘いクッキー、へんな形(プレッツェルの形)の固いクッキー…何種類ありましたっけ、たしか5種類?
とにかくバタークッキーの中のバタークッキー。芳醇。
わたしは、そのなかで、一等、リング状の絞りクッキーが好きでした。
バターがたーくさん入ってるそれは、段重ねのワックスシートがしっとり透けているほど油脂のおおいもの。ホロホロとほどけるような食感。きっとマイベストクッキーなのね。(+思い入れ)
一等すきなものは、決まっているんだけど、それを食べてしまうと、そこだけぽっかりなくなったカンカンの中身が淋しい。

私の、クッキーモンスターへの道…ずばり原点がここにあると思います。
大人になった今は、これより高級なお菓子はそこかしこにあります。でもわたしにとっては特別なもの。

ケルドセンの類似品も非常に巡り会う確率高いですし、類似品でもOKなポリシーのないクッキー食らいの私です。ケルドセンごめんよ。
昔のケルドセンのカンカンは、どんなだったっけ。たしか、フタ表面はリアルクッキーが缶の中で並んでる写真のバージョンがあったと思うのです。あぁ昔のカン、見てみたいなぁ。
今度実家に帰ったら、母とケルドセン食べてみたいなぁ。

1933年デンマーク生まれのクッキーです。



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