鳩サブレー 豊島屋

思い出のクッキー缶シリーズ。私の東京の祖母が好きだった鳩サブレー。
しまり屋さんだった彼女は、孫とはいえ、缶をあけて、ぱくぱく食べさせるようなことはなかった。
個別包装された愛くるしい鳩サブレーを、孫たちに見つからないように、どこかしらに隠していて、
忘れた頃にひょっこり一羽(一枚)、おやつに出してきてくれたりする、クールな人だった。

大阪に住んでいた私は、東京の祖母と会えるのも年に一度程度、
その頃、鳩サブレーなんてお菓子は、おばあちゃんの家でしか出会えなかった。
おもいのほか、大きな、それでいて可愛いハトの形。味もものすごーくスペシャルに美味しかった。
なんてハイカラなものがあるんだろう、東京ってとこは。(鳩サブレーは鎌倉のお菓子ですが)
サブレっていうジャンルも、わたしにとっては、新鮮だった。
ほんとは今も、クッキーっていうより、サブレっていわれたほうが、わくわくしてしまう。この原体験によるものでしょう。
今回知りましたが、「鳩サブレ」じゃなくて「鳩サブレー」ってのばすんですね。




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