ヘンリー・トーマス@ETの男の子

82年公開の米映画”ET”に「エリオット少年」として主演した男の子。

当時、ETを観て、妙にこの10才の男の子が気になった。すでに高一だった私には、小さな弟みたいな感覚を持ったからだろうか。はじめて見るアメリカの子供の日常生活が新鮮だったのだとも思う。両親が離婚して(という設定もその頃の日本では、少なくとも子供の観るモノにおいては皆無だったと思う)つまらなさそうだけど、割り切ったふうに淡々と、当番の皿洗いをしている少年。
この子の着てるオーバーオール、ロングジョンズ、赤いフード付きスゥェット…そんな今となってはなんでもないモノのすべてを目に焼き付けた。無意識に。
隣んちはどこにあるのかわかんないような真っ暗な夜、宅配のピザ、M&Msみたいなチョコレート(実際にはハーシーズ)、BMX…。ハロウィン。広い広いアメリカの夜の灯り。

何もかもはじめて知るものだった気がする。あの頃、まだアメリカは空のむこうの未知の国だったのね。(実際、海外にも行ったことなかったし)

年月が流れ、自分の小さな息子にエリオットみたいな、アメリカのそこらへんの男の子(あくまで私のイメージだけど)の格好をさせてみたりした。もうそれも全く無意識に。いまから思えば、原点はこの子だったんだ…。

IMdb大人になったエリオット少年はコリンファースをもっと普通にした感じかも?(それにしてもスーツは似合わないなあ…)
My Space今はブルースシンガー?でもあるご様子
ちなみにこちらはガーティ役当時のドリューバリモア
ETキャストたち(2002年)
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何で今さら、”ET”しかも主演の男の子?なんだけど、先日、中学時代からの友人に当時彼女が撮り貯めてたビデオ(彼女はβ式ユーザー)をDVDに焼いたのが届けられた。当時の私たちは、外タレ、映画、ベストヒットUSA、初期のMTV、シュールなCM…にはまっていたのだった)そのDVDに来日し、「笑っていいとも」に小森のおばちゃまと出演したヘンリー君の映像が納まっていた。当時12才だったようだが、ほんとーに普通の男の子だった。(タモリからウォークマン!をプレゼントされて喜んでいた)私の息子がちょうど12才なので、つい比べてしまうんだけど、うちの子より幼くて小さい。子供のクラスメートのだれかに似ていそう。

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「普通」「普通」って書きすぎたけど…この普通さが重要なの。華やかさやオーラというものとはまた違った’何か’にこそポイントを感じる私なのである。
長い間、ずいぶんと子供だと思ってきたけれど、実際、年齢はわたしと数年しか違わない。なんてこった、立派にもほどがあるほど大人になってしまった回想だけど。

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ちなみにETにエリオットの兄の友人役で出ていたトーマスハウエルIMdb(こちらは当時’YAスター’ヤングアダルトスター(懐)と言って騒がれてたものだった。)




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