インターネットノベルズ「ききみみ名作文庫」

不朽の名作文学を日本を代表とする俳優・女優が朗読でお送りいたします。移動中でも文学を「聴ける」コンテンツです。教科書に載っていた!名前は聞いたことがある!けれども、どんな作品だったかな・・・。名作文学をセレクトしてお届けいたします。通勤で、ご自宅で、気軽に文学に楽しめるコンテンツ。文学が苦手な方も朗読から文学に触れてみてください。文学好きな方も一流の朗読で作品の新たな発見をしてください!(サイトより)

ポッドキャストで昨年冬より聴き始めました。

最初に聴いたのが、11月の常田富士男さんの朗読の「オッベルと象」(宮沢賢治)でした。
子どもの頃から親しんだ常田さんの声で直接語りかけてくれます。常田ワールド独り占め。

宮沢賢治は中学のときに1冊読んだきりの私でしたが、不思議な情景が常田さんの朗読とともに広がっていく楽しさを感じました。最初断片だったイメージをつなげたいが為に、何度も何度もくりかえし聴いてしまいました。
寝る前に、i podで子どもとイヤフォンを左と右でわけっこして聴いていたのですが、常田さんの声になじみのない子どもでさえ、そりゃあワクワクと聴きました。
常田さんの「象」のときの声がそりゃもうきれいな声です。心が洗われました。(断言)
「オッベルと象」は何かを暗示しているような、聞き手(読者)の解釈のしがいがある作品です。本で読んだことはないので、余計に、聞き耳をたてて、静かに聞き入り、思いを馳せてしまいました。もちろん、そういったことができるのも朗読者の力量によるものだなぁと思います。朗読のよさを再確認しました。(音読ではなく、朗読、です)
このあと、本でも読みます。子どもにとっても忘れられない「オッベルと象」です。

毎週火曜更新です。過去のバックナンバーはサイトからDLで聴けます。
今(07年1月)は栗原小巻さん朗読の「婚期」(林芙美子)が最新です。(最新のものは、ストリーミングでも聴けます)
※なぜだかサイトにポッドキャスト配信のバナーがないので、ポッドキャスト登録の方は、iTunesを開いてiTMSから”TOKYO FM”→”ききみみ名作文庫”を開いてみたください。



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