ペキニーズ 北京犬

昨日見てきた映画”You don't mess with the Zohan”(アダム・サンドラー主演)にちょっとだけ出てきた。
Zohanのお客さんのおばさまが連れてきて、おばさまがきれいに?してもらってる間、ソファでお利口に待っている犬。首をかしげる様子がかわいい。

わたしにとっては、愛着のある犬。
といっても飼っていたわけではないのだけど、子供のいなかった伯母夫婦が飼ってた。
一代目は私が小学生のとき。気位の高い女の子で、なでても「ガルルルル」とうなるので抱くことすらできなかった。
二代目は一代目の子供だけど、やさしい性格で、舌が口の中に納まらず、チョっとだけはみ出てた。いつもひょこひょこついてくるかわいい子だった。二代目も女の子で、お母さんになり、たくさん子供を産んだ。
四匹の子供とずっと一緒に暮らした。チャンピオンになった男の子もいたのでドッグショーも見に行った。

できるだけ体が大きく見えて、顔が真っ黒いのがいいのだ、とか聞いたことがある。

遊びに行くと、五匹がわさわさと大歓迎してくれた。泊まったら、また楽しかった。布団に横になったら一斉に寝にきて、朝になったら起こしに来た…
あの黒い濡れた鼻がぶひぶひ言ったりするのを耳元で聞くのがうれしかった。

当時は、おばの家にいる犬というだけで、わたしにとっては「イトコ」みたいなもので(犬なんだけど)、とりわけ好きな種類の犬でもなかったのだけど、

いまになっては懐かしい。もうみんなこの世にいなくなってしまったから。
もういちど抱っこして、あの黒いぺちゃ顔を眺めてみたい。



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