シュタイフのパペット

先のKWでパディントンベアを検索ついでに、いろんなクマを見ていたら
”あ!”と思った。
シュタイフのパペット。わたしが子供の頃、いちばん大事にしていたものがそれだった。
父からのおみやげだった。茶色のウサギのパペット。父は厳格で私におもちゃなんて買ってくれたことはないけれど、出張先からのおみやげだけは別だった。
いまではパペット人形なんてどこでも手に入るかもしれないが、
30年以上前の日本でパペット人形を持ってたのは人形劇団くらいなものだ。(?)
私はそのウサギを可愛がった。くたっとした中わたの入っていないパペットに、手をくぐらせた途端、急に息をしはじめて、動き始める、おしゃべりを始める、まさにそんな可愛い相棒だった。
わたしがあんまり気に入っていたので、次の年にグレイのテディベアのパペットも仲間に加わった。
毎晩、人形劇しながら眠りについた。

愛しくてしょうがなくて決して消えることのない思い出。

The Steiff 1912 Puppet Bear Set
これはレプリカ(2005年限定のようだ)で、私の持っていたものとは顔も毛並みも違う。(私のクマは、口がちょっとあいていて笑って?いるタイプ)(でも今、売られているソフトなベビー用タイプではなくてハードタイプだ)どんなに由緒正しいものとも比べられない、自分のものがいちばん可愛い。くったくたで毛皮はぺっしゃんこで、人から見たら汚いだろうけど。

※画像はDanbury Mint社のサイトから



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