昨晩お会いしましょう

昨晩
ひょんなことでユーミンを口ずさんでた。歌詞が自然とついてでてくる、不思議。時をかける少女。
そして、守ってあげたい。

「守ってあげたい」は私が中学生の頃、大ヒットした。
こづかいをやりくりして、巷に増えだした”レコードレンタル屋”でLPを借りてはテープに落とす。それが当たり前だった頃に、松任谷由実のアルバムは発売される度に買った。それだけ「お気に入り」扱いだった訳だ。この頃頻繁にリリースされたので、中学生としては、こづかいが必死だったことも覚えてる。昨晩お会いしましょう、パールピアス、リインカネーション、ボイジャーあたり。(前述の「時をかける少女」は「ボイジャー」に収録)

夜更かしを覚えた頃、家族が寝静まった真夜中、どデカイラジカセでダビングしたテープをヘッドフォンでがんがん聴いて歌ってた。夜更けに起きてきた母にしょっちゅう怒られたものだ。(自室にはレコードプレーヤーがなかったため、結局テープにおとして普段はそれを聴く)
歌詞の世界は大人の世界で、何回口ずさんでいても、口先だけのことだったのだが、それでも、じゅうぶん心地よかった。大人のあきらめとか、醒めたまなざしとか、まだ知るわけもない未知の感覚…そういうものを感じ取っていた。
中学生の終わりには洋楽に興味が遷っていた私だけど、それでもユーミンは王道で、大学生のあたりまではよく聴いていた。リアルに恋をしていた頃には、せつない気分を倍増させるマストな選曲だった。そしてそのうち社会人になり”テープ”の存在も忘れたままに実家を出て、わたしの中のユーミンは封印されてしまった。

そしてひさしぶりに聴いてみると、まるでしっくりくる。そのしっくりさ加減に自分で驚くくらい。女ゴコロを歌わせれば松任谷由実、といわれる訳さ。
wikipedia

wikipediaによるとこのジャケ写の後ろ姿、”ユーミンに後ろ姿が似たモデル”であるらしい。ウソ!マジで?バービー人形みたいな足だなーと思って見てたもんだけど。

ちなみにこのアルバムで中学生の頃、いちばん好きだった曲は「カンナ八号線」そしてそれは今もおそらく変わらない。



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